広島鈴木の自己最多30号が空砲となった。5回2死二塁で阪神才木から左翼席へ放り込んだ。1点差に迫り、熱心に応援を続けるファンを喜ばせた。「良いポイントでしっかり捉えることができた」と振り返った。キングの丸とともに、チーム13年ぶりの30発コンビの誕生も、試合に敗れてマジックは「4」のまま。

最後は9回2死、ドリスのフォークに空振り三振し「その後のチャンスで打てなかった。(悪条件は)相手も同じなので」と振り返った。

チームは雨に泣いた。5回、2番手の中村祐はバント処理で悪送球。5回2死一塁、左翼野間は足元を気にして阪神陽川の飛球の落下点に入れず、適時三塁打にしてしまった。鈴木の1発をもってしても、劣勢を変えられなかった。

▼鈴木が自身初となるシーズン30号。鈴木は今季24歳で、24歳シーズン以下で30本以上は、球団では93年江藤(23歳=34本)に次ぎ2人目となった。また今季の広島は丸も30本塁打以上。チームの2選手が30発以上は、広島では05年(新井、前田)以来13年ぶり。