オリックスから阪神にFA移籍した西勇輝投手(28)が10日、今キャンプチーム最多の137球を投げ込んだ。

実は150球をめどに投げ込む予定だったが「投げていると、結構手汗をかくので中指のマメが気になる。今日も足の皮がむけたので、投げるのをやめました」という。それでも調整は全て計画通り。第3クールでは計300~400球を投げ込むつもりで、12日のブルペンでも150球程度の投球を行う予定だ。

今後も球数を増やす方向で、「指のマメが持てば200球は投げたい」とも。「全部計画通りに投げられた。自分のタイミングでやらせていただいているので責任感がある」と頼もしく話した。

この日、西がブルペン投球を行っていると矢野監督が訪れ、捕手坂本の真後ろから球筋を凝視。指揮官は「いつまで投げるんかなと思った。よー投げとったね。自分というのをしっかり持っているし、どうやって練習をやっていくかとか、そういうのは任せてやっていけるピッチャーだなというのは感じている」と全幅の信頼を置いた。