中日白井文吾オーナー(91)がドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)の将来性に太鼓判を押した。

同オーナーは16日、2軍キャンプを視察。ゴールデンルーキーを「(ケガをしても)平常心だ。動揺していない。立派」と持ち上げると、さらに「必ず大物になる。いい目をしてるんじゃないか。伸びる要素はたくさんある。もう(1軍に)出てきますよ」と、早々の1軍合流にも期待を寄せた。

オーナーの発言を報道陣から聞いた根尾は「今はまだ全然です」とかわしたが、試合出場に話が及ぶと目を輝かせた。右ふくらはぎを痛めてリハビリ中のため、この日は練習試合をベンチ裏から観戦。「少しは試合に出たいか」と聞かれると「少しじゃなく、ありますよ。しっかり治して、早く実戦やりたいな」。リハビリメニューに大幅な変化はないが、目前でのゲームがさらなる活力を与えてくれたようだ。