2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(25)が実戦復帰後、4戦目の登板で初失点を喫するなど7回10安打3失点と課題を残した。

先発でマウンドに上がり、右打者4人が入った広島打線と対戦。フォームはセットポジションから、上げた左足を2段モーション気味に少し上下させて投げ込んだ。

初回、2回と先頭打者を出すも後続を切って無失点に抑える立ち上がり。

しかし3回。この回も先頭打者に安打で出塁を許し、連打で無死一、二塁のピンチ。2番永井を空振り三振にとるも、続く3番松山から4連打を浴びて3失点。登板前までは実戦復帰3戦で9回1安打無失点と安定感を見せていたが、この日はカウントを取りにいって甘く入った球を痛打された。

4回以降は立ち直り、7回まで無失点。配球を変化球中心に変え、力みを抑えた投球で修正を見せた。

当初の予定通り、7回を投げきり球数は90球。6安打を集められて3点を失った3回が痛かった。四球は2つ、三振は7つ奪った。復帰3戦目の11日、同リーグのオリックス戦(オセアンBS)は5回を1安打無失点。4者連続を含む8奪三振の好投を見せていた。復帰初戦から徐々に投球回数を増やし、4戦目となるこの日は最長の7回を投げた。