楽天が辛島航投手(28)のリリーフ起用を当面継続して混パを抜け出す。

開幕から先発の一角としてチームトップタイ7勝を挙げている左腕。「言われたところで投げるのが仕事」と話し、直近の10連戦ではショート・スターターの後を受ける「第2先発」から、ビハインド時のイニングまたぎ、対左のワンポイントまで、救援として多彩な役割を全うしてみせた。

平石監督は今後の起用法について「先発を含めて、いろいろ考えたい」としていたが、先発では大型左腕のルーキー弓削が初勝利初完封から2連勝と台頭。体調不良で登録を抹消されていた岸も9日の先発投手練習でマウンドに上がり、復帰登板が見込まれる12日のオリックス戦に備えた。左殺しのスペシャリスト高梨は急性虫垂炎から2軍で実戦復帰したばかり。万能サウスポーが、ブルペンに厚みをもたらす。