楽天平石監督が退任へ 後任候補に三木2軍監督ら

楽天平石洋介監督(39)が、今季限りで退任する可能性が高いことが17日、分かった。

チームは現在、3位ロッテと1ゲーム差でクライマックスシリーズ(CS)出場をかけ、激しく争っている。平石監督は1年契約で、現時点で球団から来季続投の要請はない。リーグ優勝を逃した責任を背負い、残り8試合を戦う。

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平石監督が、今季限りで退任する可能性が高まった。1年契約のシーズン最終盤に入ったが、現時点で球団は続投要請をしていない。関係者の話を総合すると、9月15日にオリックスに敗れて優勝の可能性が消滅。責任を一身に負う覚悟を決めたようだ。

昨年6月17日にシーズン途中で辞任した梨田監督に代わって監督代行に就任。今季から正式に1軍監督になった。12球団最年少監督として、選手との対話を重視。個々の状態を見極め、采配を振るってきた。

序盤から則本昂、岸の両エースを欠く中、石橋など若手投手を積極的に起用。打線も辰己、渡辺佳ら新人の積極起用とベテラン、外国人選手の勝負強さや経験を融合させ、上位争いに食い込んできた。しかし、8月ころから石井一久GM(46)らと会話する姿を見かけなくなったという。選手起用などのコミュニケーションが難航する中で、6年連続のV逸が決まった。

平石監督が退任した場合、過去にならうと後任候補が浮上してくる。

1人目は三木肇2軍監督(42)の内部昇格。15年の大久保監督、18年の平石監督と、戦力を熟知する2軍からの昇格で1軍監督に就任してきた実績がある。

石井GMの兼任監督も可能性がある。星野仙一シニアアドバイザー(故人)に兼任監督を打診したことがあり、チームの全権を託す選択肢もある。

外部招聘(しょうへい)を選択する場合、古田敦也氏(54)も候補に挙がるとみられる。06年から指揮を執った野村克也氏や星野氏のように、経験豊富な大物を登用する可能性がある。今後、三木谷浩史オーナー(54)の意向も仰ぎ、最終的な判断を下す。

平石監督は現役時代、華やかな成績を残せなかった。それでも選手ファーストで熱心に指導し続け、着実にキャリアを積み重ねてきた。05年の楽天創設年に入団し、15年間チームの勝利にまい進してきた生え抜きの指揮官。CS進出に向けて、残り8試合を全力で戦い抜く。

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