オリックス岸田引退会見「やりきった気持ちはある」

今季限りで引退するオリックス岸田護投手(38)が20日、本拠地の京セラドーム大阪で引退会見を行った。紺色のスーツに水色のネクタイ。引き締まった表情で現れた右腕は「率直にスッキリしています。悔いがないといえばゼロではないですけど、やりきった気持ちはあります」と、現在の心境を語った。

岸田は05年に大学生・社会人ドラフト3巡目で入団。オリックス一筋14年間で先発、中継ぎ、守護神などを任され、432試合に登板。44勝30敗、63ホールド、63セーブを記録した。自身のプロ野球人生について「そんなに声を大にして誇れる数字は持っていないですけど、楽しかった。すごく野球に向き合えました」と振り返った。

ただ、悲願だった優勝を一度も経験することなく、ユニホームを脱ぐことになった。今年1月には「オリックスで優勝したい。それがかなったら引退ですわ」と話していたが、9月初旬に球団側へ、引退する決意を伝えた。「優勝はすごくしたかった。悔いがあるとするとそこだけですね」と本音を口にした。

今季チーム最終戦の29日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の試合後に引退セレモニーが行われる。

当日の試合で登板する可能性が高く、岸田は「投げる機会がなかったら困りますね。そういう機会をつくっていただけるなら全力でやっていくだけですよ」と意気込んだ。

引退後については「はっきりとは決まっていないので、まだわかりません」と語った。

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  • 会見の席にオリックス海田智行、田口壮コーチ、吉田一将の姿も(撮影・渦原淳)