桜の戦士たちに負けじと強い体をつくりあげる。日本ハム横尾俊建内野手(26)が、ラグビーW杯で史上初の8強入りを決めた日本代表の選手から刺激を受けた。14日、千葉・鎌ケ谷で秋季練習に参加。前夜に日本対スコットランドの試合をテレビ観戦し「すごかったですね」と興奮気味だった。

実はかなりのラグビー好き。日本代表の初戦となった9月20日の試合を皮切りに全4試合、すべてテレビ観戦するなど戦況をチェックしてきた。チームトップ5本のトライを決めているWTB松島と、NO8姫野の2選手のプレーを特に注目し「体のキレだったり、外国人に当たり負けをしない感じがすごいと思う」と感心した。

テレビの特集で、ベンチプレス180キロを持ち上げる姫野の姿を見て「規格外ですよね。でも、それくらい上げるということは絶対に体幹が強いから」と肉体強化の重要性を再確認。例年オフはウエートトレーニングに注力してきただけに「全身のウエートはもっとやらないといけないと感じる。まずはパワー、そこにキレも出せるようにしたい」。ラグビー日本代表に感化されていた。

この日は、全体練習終了後の室内練習場で、チームメートの西川が投じる球を1時間近く打ち込んだ。「僕は野球選手のタイプ的に、体を大きくして、長打を打てるようなタイプだと思うので」。さらなる強靱な肉体を求め、持ち味である打撃に磨きをかけていく。【山崎純一】