今季、大腸がんから戦列復帰した阪神原口文仁捕手(27)が21日、神戸市内のチャイルド・ケモ・ハウスを訪問し、寄付金を贈呈した。小児がんなどの医療施設で、初めての慰問。今年3月から発売開始した大腸がんの啓発チャリティーグッズ「グッチブレス」の利益全額にあたる64万円と原口自身の寄付と合わせて100万円の寄付金を同施設に手渡した。

子どもたちとキャッチボールで触れあったほか、サインを書き入れたウル虎ジャージーをプレゼントするなど交流。原口は「元気にグラウンドに戻ってこられたことを考えたらすごく大きな1年だった。子どもたちがすごく元気で明るく生活していることも伝わってきた。僕たちが元気な体で普段の生活や野球をできるのは、当たり前でないとあらためて思いました。本当に元気をもらったというか、また頑張るキッカケの1つになりました」と話した。

来年1月18日には和歌山・すさみ町で、がんの早期発見、早期治療の重要性を伝えるチャリティーランフェスティバルを開催する。先着3000人で、11月30日まで参加者を募っている。