夢を諦めるな! DeNA山崎康晃投手が、川崎市で「UNDER ARMOUR BASEBALL FESTA 2019」に参加。小学生35人に「僕は野球を始めた小学2年生のころから、プロ野球選手という夢を持っていました。みんなの夢はプロ野球選手かな? 僕と同じように夢を諦めなければ、必ずかなう。みんな、そのチャンスがあるんだよ」と熱く訴えた。

野球略歴を手作りで用意した。分岐点は憧れの帝京高での日々、高校3年でのドラフト指名漏れ、亜大での過酷な練習と言う。「高校時代、ずっと控え投手でした。みんな知らなかった? 背番号18、15、11もありました。でも最後にはエースの1をもらえ、母は泣いていました。本当にあの時はうれしかった」。継続の重要性を繰り返した。

技術を余さず伝えた。キャッチボールでは足の使い方に焦点を当てた。「足を上げた時、串を刺す(イメージで)ぶれない」。「必ず投げる人へ足を向ける」。この2点を徹底した。「キャッチボールが基本。その延長にピッチング、遠投がある。僕は毎日家でシャドーピッチングしていました。自分の投げる姿を見ることは、いろんなことに気付くきっかけになる」。

小雨でも傘を差さず歩き回った。気になる子どもへは助言。「野球人口減っていますからね。そういう活動はこれからも参加したい」。モットーである子どもと同じ目線で、意義ある時間を共有した。【栗田尚樹】