楽天則本昂大投手(28)が号泣した。「嶋基宏とゆかいな仲間たち大運動会2019」が15日、仙台市内で行われ、ヤクルトに移籍する嶋と楽天の同僚たちがファンとゲームやダンスで触れ合った。

則本昂は、イベントの最後に藤田とともに嶋へ“送辞”を述べた。花束を抱えて登場し「ちょっとヤバイっすね。これ」と言い、言葉につまって号泣。「僕は7年間でしたけど、本当に嶋さんと野球ができて幸せでした。来シーズンからは敵にはなりますけど、グラウンドで僕も元気な姿を見せたいと思うので、他球団に行っても嶋さんらしく頑張ってください」と何とか絞り出して、抱き合った。

イベント会場からの帰り際には「嶋さんから教わったことを若い選手にフィードバックしていかないといけない。頼っていた部分があったので、心細いですけど、いる選手でやらないといけない」と強調。嶋との思い出を聞かれると「今年、復帰戦で受けてもらえたし、1年目も開幕戦とか日本シリーズもそうですし、初完投も初完封も嶋さんだったので。どれがというのは選べないですね」と振り返っていた。