箱根とまではいかなくても、プロ野球選手も走った。巨人のドラフト1位、青森山田・堀田賢慎投手(18)が3日、地元岩手・花巻で自主トレを公開した。同郷の詩人、宮沢賢治の遺作のように雪ニモマケズ疾走。ランニングメニューを中心に、キャッチボールやノックを交え、約1時間汗を流した。11月のファンフェスタ時にエース菅野から授かった金言を胸に、丈夫ナカラダを目指し、体を動かした。
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練習を開始した正午でも気温は1・4度。小雪もちらつく中、堀田が軽快な動きを見せた。往復2キロのロードワークと坂ダッシュ。関係者が「流すくらいでもいいんだぞ」と心配する中「それは自分に負けている」と全力で走り抜いた。
エース菅野から金言を授かった。11月23日に東京ドームで行われたファンフェスタ。偶然すれ違った右腕から「ランニング、しっかり走っておけば大丈夫だから」と声をかけられた。元々ランニングメニューは得意な方ではない。青森山田時代は体重を増やすことを優先させる方針もあり、週に2、3回ほどダッシュをするのみだった。「日本を代表するピッチャーからああいう言葉をもらって、走ればいいんだなと」と自分を変えた。
1年目の目標にケガをしない「土台作り」と「プロ初勝利」を挙げた。他球団の同期入団選手にはロッテ1位大船渡・佐々木朗希、ヤクルト1位星稜・奥川恭伸などライバルとなる高卒投手もいる。「誰が最初に初勝利するかはわからないんですけど、最終的に奥川だったり佐々木朗希よりも大きな投手になれればいいなと思っている」。宮沢賢治と同じ花巻出身の右腕は、佐々木ニモ奥川ニモマケナイ。【久永壮真】



