DeNAドラフト1位の森敬斗内野手(18=桐蔭学園)が、沖縄・嘉手納キャンプの5日、大リーグで通算11度のゴールドグラブ賞を獲得した名遊撃手、オマー・ビスケル氏(52)から指導を受けた。

併殺時の動きについて「セカンド送球で、ちゃんと腰を向けることが大事なんだなと思いました」と基本の大切さを再認識した。

レジェンドの話を真剣な表情で聞き入った。ノック後、遊撃の定位置付近に野手を集めて約15分間の青空授業。ビスケル氏は「メインは守りの基礎。ベーシックな考え方を話したよ。リズムがすべて。体が正面を向いていないとね」と内容の一部を明かした。森ら若手選手の動きについては「素晴らしかった。エナジーにあふれ元気さがあった。向上したいという気持ちが伝わってきたよ」と満足そうに振り返った。

「特別コーチ」を務めるビスケル氏の指導は13日までの予定。森は「今度はスローイングの足の運び方だったりを重点的に聞いてみたいです」と、次回レッスンにも意欲を見せた。