西武松坂大輔投手(39)が宮崎・南郷キャンプ最終日の19日、今キャンプ初のフリー打撃に登板した。

源田、外崎、愛斗、川越を相手に各5球ずつを投じ、計11打席で55球。スライダー、カーブなど変化球も交え、外崎から真っすぐで空振りを奪う場面もあった。

安打性の打球は、愛斗に左翼越えに許した2本だった。「力が入った。純粋に楽しかったですね。カット、スライダー、カーブは悪くなかったけど、ストレート、ツーシームはイマイチ。これから実戦をこなしていく中で、ちゃんと修正していかないといけない」。マウンドを降りる際には、スタンドから拍手を受け軽く会釈で応えた。

登板後にはブルペン投球を行い、ワインドアップで18球投げた。「もっと強いストレートを投げたいと思って。でも、もうバテてましたね。バッター相手に投げると、いい緊張感があって、張りもあって、思ったよりも疲れましたね」。フリー打撃登板前のブルペンも含めると、この日はトータルで122球。キャンプをいい形で締めくくり「短い期間でしたが、元気よくケガなく無事にトレーニングができた。思ったよりも投げることができたので、いいキャンプを過ごせた」と振り返った。この後もチームに同行し、高知へと向かう。