巨人原辰徳監督(61)が“若大将”岡本和真内野手に、チームの“大将”となる活躍を期待した。21日、沖縄セルラースタジアム那覇で打撃練習主体の調整を行った。昨季まで愛用した岡本の愛称ビッグベイビーは今季から封印し、新ニックネームは自身と同じ若大将に決定。

「まだ大人の扱いは早い。若大将でしょう。僕だってまだ若大将と言われるんだから。まだ青い。青春は青だよ。青いという言葉はまだ伸びる要素があるということでしょ。悪い表現ではない」とセレクトした。

今季は「4番三塁」で固定する方針。ここまで実戦7試合で14打数8安打、打率5割7分1厘と1軍メンバーNO・1の成績を残す。「将、大将という言葉を今年はしっかりと守ってもらいたい。本当の大将ではなくてもね。若大将ということは本当の大将がいるわけだから。そういう意味ではそこは何とか守ってほしい」とさらなる成長を期待する。

現在チームの“大将”は坂本、丸といった面々だが、“若大将”だって負けない存在感を発揮中。岡本は22日の日本ハム戦も「4番三塁」で先発予定。「しっかり今年も1年頑張ります」とぶれずに突き進んでいく。【前田祐輔】