日本ハム吉田輝星投手(19)が、9回に6番手で登板。先頭打者を四球で歩かせたものの、1イニングを無安打無失点で切り抜け、次回1軍登板へ向け及第点を得た。

13球のうち、変化球は1球だけ。最大の武器、直球で押しまくった。「(アドレナリンが)出過ぎた」と制球に苦しみながらも、無死一塁から柴田を二ゴロ併殺打に打ち取り、続く乙坂は最速147キロを含む全球直球勝負で二ゴロに。首脳陣を納得させた。

春季キャンプは25日で打ち上げ。2軍での調整をへて、次回1軍登板が内定した。栗山監督は「もう1発、チャンスを与える。腕を振る感じがやっと出てきた。短いイニングから入った方がいいのかな」と中継ぎでの起用も示唆。プロ2年目での開幕1軍入りへ、最終テストとなりそうだ。