中日は16日、自主練習法を極限まで細分化した。1軍、2軍ともに稼働日のため、1軍はナゴヤドームを使用、報道陣立ち入り禁止措置を取った。

2軍はナゴヤ球場で2人1組のグループを形成。監督、コーチの姿もなく、早朝8時からグラウンドとウエート室などを25分ずつ交互に2グループが使用する超短時間メニューとなり、1時間単位で2グループごと交代した。

この日は1、2軍の同時稼働に加え、発熱者が出て11日から活動休止中だったリハビリ組も当該選手を除いてナゴヤ球場で練習再開。加藤球団代表によると、政府方針の接触8割減に沿い、選手間やスタッフとの接触を極限まで減らす方法を15日にコーチ会議で協議。与田監督から提案を受け、了承したという。同代表は「球団としてもいっそうの方法を考えた結果、このようになった」と説明した。

ナゴヤ球場ではキャッチボールもマスク、手袋着用という厳戒態勢下での練習となった。ドラフト1位の石川昂は同5位の岡林とコンビを組んで最初のグループで練習。「正直、何もできない」と戸惑いながらも「アップは寮でするなどもっと効率よくしたい」と前を向いた。