来日3年目を迎える台湾出身の阪神呂彦青投手が契約最終年の今季に懸ける思いを語った。7日は鳴尾浜のブルペンで40球を投げるなど約3時間の練習で汗を流した。球団広報を通じて「試合が始まれば当然、結果を出してアピールしたい。今のこの期間も試合が始まったときにベストパフォーマンスを出せる準備期間として大切に過ごしたい」と左腕は意気込みを語った。

故郷の台湾プロ野球は、新型コロナウイルス感染拡大が抑えられているとして「世界最速」の4月12日にリーグが開幕した。日本で不安な気持ちも募ったはずだが、呂彦青は「帰ることはまったく考えませんでした。寮での対策もしっかりやってくれていましたし、こっちでできることに集中したかった」。来るべき開幕を信じて勝負のシーズンに全力を尽くす。