西武今井達也投手が紅白戦で150キロ超えを連発し、パーフェクト投球を披露した。
1回の先頭金子から始まった山賊斬り。直球をファウルさせて追い込み、チェンジアップで空振りを誘った。3番森、4番中村と並ぶ強力打線を緩急で打ち取り、3回を無安打。9人で締めた。「自分の長所は真っすぐを投げていくことだと思う。今日の段階では平均して150ぐらいの中で投げていたので、そこはバッターも嫌かなと思うので続けていきたい」。最速153キロ。手応えは十分だった。
37球を投げ20球が150キロオーバー。半分以上で大台を超える球威を発揮した。力感のないフォームから直球をゾーンの四隅に収め、カウントを奪っていく。「自分がどういう投手か見つめ直してたどり着いたところなので。そこは今日確かめてみて、合っていたなという感じですね」。グラウンドから離れたことで自身の投球を俯瞰(ふかん)。スタイルを思い出した。
3月はフォーム修正に苦戦したが、開幕延期によって生まれた時間を無駄にはしなかった。「今日の感覚を忘れずに、もちろんマウンドに上がるまでの準備とかノートに書いたり、忘れないようにして、いい投球をこれからも続けられたらいい」。大きな収穫を得て、プロ4年目の開幕を見据えた。【栗田成芳】
▽西武浜屋(1回無安打2奪三振で開幕1軍に前進)「内角に投げ切れていたのが一番よかった。モチベーションを保つのが難しかったが、1からやっていこうという気持ちだった」
<1回>
(金子)
148見逃し
150ファウル
151ファウル
140空振り三振
(木村)
150ボール
150ボール
150一飛
(森)
151空振り
152ボール
151ファウル
150ボール
140一ゴロ
<2回>
(中村)
148ボール
149空振り
131ボール
147右飛
(川越)
141見逃し
151左飛
(呉)
152空振り
153ファウル
152ボール
152ファウル
120ボール
150ボール
141三邪飛
<3回>
(山野辺)
148右飛
(森越)
132見逃し
135見逃し
150ボール
123ボール
134ボール
152二ゴロ
(柘植)
143見逃し
153ボール
134見逃し
151ファウル
153空振り三振