<西武0-6オリックス>◇1日◇メットライフドーム

「都立の星」がオリックスの窮地を救った。雪谷高出身の6年目、鈴木優投手(23)が西武の山賊打線を5回無安打7奪三振に抑える快投で、プロ初勝利を挙げた。

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<雪谷高時代の監督・相原健志氏>

-山賊打線を無安打

相原氏 ノーヒットノーランで交代ですからね。今井くんもいい投球で、気が張って投げられたのが良かったのでは。

-高校時代の投球は

相原氏 中学時代は主に捕手でした。私学は捕手でないと取ってくれないようで、投手で大成させるので、と雪谷に来ました。当時の球種はカーブとスライダーだけ。同じ種類の変化だったので、高校でフォークとツーシームを教えました。当時はフォークを決め球に使っていましたが、初球から使ったりするのはプロで学んだのでしょう。

-ドラフト当日の会見は、慣れていない都立高らしく、異例の自宅でした

相原氏 学校が試験中で頑として貸し出さないと。彼の家の応接間が広いからと決まりました。高校の生徒は行ってはいけないと言われ、いたのは中学の友人たちでした。

-6年目と雌伏が長かった

相原氏 切られていてもおかしくない年齢。このご時世、オリックスさんに恩返しできたと思ってほしい。

-連敗ストップは見事

相原氏 8連敗を止めて救世主になってくれたのがうれしい。(中継した)NHKのBS1の解説が和田一浩さんで投球をほめてくれていた。和田さんの息子さんがウチのチームに所属していて、そんな縁も感じました。