ソフトバンク和田「50点」6回までノーノーも反省

  • 日本ハム対ソフトバンク ソフトバンク先発の和田(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム3-8ソフトバンク>◇4日◇札幌ドーム

ソフトバンク和田毅投手(39)が、圧巻の投球で今季初勝利を挙げた。6回までは無安打投球。キレのある直球を中心に、ストライク先行のテンポの良い投球で次々にアウトを重ねた。「前回ふがいない投球だったので、初回から気持ちを入れて、1球1球投げました」。3回5失点だった前回の6月27日西武戦からの、見事な変身を披露した。

7回無死で近藤に初安打を許したが「打たれてないなとは思ったんですけど、相手もプロの選手なので。いつかはヒット打たれるだろうと、そういう気持ちで投げていました」と切り替え。達成していれば球団では昨年の千賀以来3人目、球団最年長のノーヒットノーランを逃しても淡々と打者に向かった。

左足がつりそうになるアクシデントもあり、8回無死から3連打を浴びて走者を残して降板。「いやー、50点ですね。あそこで8回までいけたら70、80点くらいですけど。あんな形で降りて、中継ぎの方を4人も出してしまって。すごく反省しています」。8回途中3失点で白星を手にしたが、高みを目指す左腕は悔しそうに振り返った。

この日、九州南部は大雨の被害を受けた。和田は米カブスから日本復帰した16年以降、震災復興支援の野球教室開催などで毎年のオフに熊本を訪問。子どもたちの笑顔に触れ「こちらが元気をもらった」と常々話す。試合中にも現地の状況は動いており、言葉を選びながら「こっちの方でもニュースが流れていたので、すごく気にはかけていました。裏方さんや選手も出身の方がたくさんおられるので…」と思いやった。

ベテランの快投に導かれ、チームは今季初めてのカード勝ち越し。「6連戦がずっと続く。必ず勝ち越していけるように、チーム一丸で戦っていきたい」。今年の和田はより一層、頼もしい。【山本大地】