ソフトバンクは4日、1軍が通常通り活動を続けると発表した。

1軍の30代スタッフの新型コロナウイルス感染が3日に判明したことを受け、NPBと専門家チーム、管轄の保健所などと協議して活動方針を決定。仙台に遠征中のチームは不要不急の外出を禁止とした。このスタッフを除いた体制で活動を続ける。また、同じ球場控室を使用したとして自宅待機中だったスタッフ2人は、保健所から濃厚接触者に該当しないと判断されたため、5日からチームに合流する。三笠杉彦取締役GM(46)はオンライン会見で「今回の結果を受け、より一層、防止や早期発見を強化していきたい」と話した。

ソフトバンクでは2軍調整中だった長谷川勇也外野手のコロナ感染が1日に判明し、1軍は2日西武戦(ペイペイドーム)が中止になった。

<ソフトバンクこれまでの動き>

◆7月28~30日 2軍調整中だった長谷川がウエスタン・リーグ阪神戦(タマスタ筑後)に出場。

◆31日 長谷川が微熱。

◆1日 長谷川が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性。翌2日の西武戦中止を決定。1日のうちにファーム施設にある寮から通う1軍選手ら7人は緊急で同検査を受け、全員陰性。

◆2日 選手、スタッフら約200人がPCR検査を受ける。ペイペイドームとファーム施設を消毒。

◆3日 チームはペイペイドームで全体練習。練習後、1軍スタッフの陽性判定が判明した。このスタッフ以外の1軍の86人は陰性だった。選手と首脳陣の一部は夜までに仙台へ移動。陽性判定のスタッフと、業務上で接触が多いと判断したスタッフ2人は自宅待機となった。4~6日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)は中止。