背番号2は、歴史を振り返ればチームの中心といっていい選手が背負ってきた。

74年に球団名が日本ハムに変更後、70~80年代に代表的な活躍をしたのが高代延博(現阪神2軍チーフコーチ)だ。79年から10年間着用し、遊撃手として79年ゴールデングラブ賞、80年ベストナインに輝き、3度の球宴出場も数えた。

記録にも記憶にも残る選手といえば「ガッツ」の愛称で知られ、現在ヘッド兼打撃コーチを務める小笠原道大(97~06年)だろう。本拠地が東京だった時代から「2」を背負い、04年の北海道に本拠地移転後も主軸を担った。06年には本塁打、打点の2冠を獲得し、チームを日本一に導いた。

小笠原の退団後、空き番号だった1年を経て、高橋信二(08~11年途中)、13年からは大野奨太(現中日)が引き継ぎ、主力選手として活躍した。16年からは内外野を守れるユーティリティープレーヤー杉谷拳士が、チームの元気印として背負っている。