元阪神で台湾プロ野球・中信兄弟の2軍監督を務める林威助氏(41)が来季から1軍監督に就任することが8日、分かった。18年から2軍監督として指揮を執り、3年間で2度の台湾シリーズ制覇。19年は公式戦、ポストシーズンともに圧倒する完全優勝に導いていた。高い指導力を買われ、1軍監督昇格が決まった。3年契約。

同氏は台湾・台中市生まれ。福岡・柳川に野球留学し、近大から02年ドラフト7巡目で阪神に入団した。強打のスラッガーとして鳴らし、通算454試合出場で打率2割6分4厘、31本塁打、125打点。07年はアーチ15発を放っていた。14年から台湾プロ野球の中信兄弟でプレーし、17年限りで現役引退。指導者の道に進んでいた。