ロッテ井口資仁監督(46)は7日、石垣島キャンプで2度目の視察。

気になっていたドラフト5位・西川僚祐外野手(18=東海大相模)のパワー。「第1クールは力むので、第2クールはどうかなって」と「今日も力んでましたけど」と笑いながら、パワフルな打撃をチェックした。

熱視線に気後れせず、41スイングで3本のサク越え。フェンス直撃4本の他にも長打性の打球が多かった。角中、荻野、福田秀と守備についた主力外野陣が、強い打球に全力で対応し続けた。それでも西川は「自分のスイングの中で飛ばせた飛距離ではないので、まだまだだなという方が大きいです」というから末恐ろしい。

指揮官は「まだまだ粗削りなところが多い」としながら「ジャイアンツの岡本みたいになってほしい。逆方向に強い打球を飛ばせますし、そういうスラッガーに育てていかないと」と評価。キャンプインから1週間で、西川の名は球団の未来予想図にはっきり書き込まれた。【金子真仁】