昨年10月に左肩を手術したDeNA今永昇太投手(27)が、実戦復帰先発で2回を2安打無失点に抑えた。

32球を投じ最速は146キロ。2奪三振、四死球0とまずまずの内容。「2イニングではありますが、7カ月半ぶりに登板することができ良かったです。肩の状態も良く、プラン通りに行え、順調に進んでいます。今は復帰ではなく、新たな自分になるため力強い投球を披露できればと思っています」と話した。

投球を映像で見ていたという三浦大輔監督も「久しぶりで多少、力は入っていましたが、無事にゲームに入れたのは良かったと思って見ていました。第1段階をクリアしたと思うので、まずは良かった」とひと安心。1軍復帰のめどについては「期限はこちらからは言っていないので。段階を踏んで、ゴーサインが出た時に考えます」とした。

19年、20年と2年連続開幕投手を務めた今永は、昨年8月15日ヤクルト戦後に左肩に違和感を訴えて翌日から戦線離脱。9試合で5勝3敗に終わり、10月に左肩クリーニング手術を受けた。術後の回復も順調で、今春キャンプでも2軍で焦らずに調整を進めてきた。