ロッテ中村稔弥投手(24)が今季初登板初先発となったマウンドで、5回3安打1失点の投球を見せた。

昨季は被打率4割3分2厘と打ち込まれたソフトバンク打線に攻め込んだ。2軍で4試合バッテリーを組んだ佐藤都志也捕手(23)とともに内角球を使いながら、タイミングをずらしていった。4回先頭の柳田にスライダーを本塁打にされたものの「直球も良かったと思いますし、攻める気持ちで打者に向かっていけたのが一番良かったと思います」と振り返った。チームは逆転負けしたが、中村稔は勝利投手の権利をつかんでの降板だった。

井口資仁監督(46)も「しっかりとゲームを作ってくれたと思います」と評価した。

コンディション不良で開幕投手の二木康太投手(25)が21日に登録抹消されている。指揮官は2軍登板なしでの再昇格について「それはないと思います」と話しており、来週も中村稔が先発する可能性が高い。「次回はもっと長いイニングをしっかり放ってくれたらと思います」と期待していた。【金子真仁】

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