関西国際大の「朗希世代」の左腕が、甲南大の前に仁王立ちした。

8回まで三塁を踏ませなかった不後祐将投手(2年=中京学院大中京)は9回に1死二、三塁のピンチを招いたが、先輩投手陣の好救援で3勝目をつかんだ。中学時代はU15日本代表でオリックス宮城とチームメート。中京学院大中京(岐阜)では阪神藤田とのバッテリーで、19年夏の甲子園4強と大舞台を経験した。「宮城は中学時代からいい投手で、バッティングもよかった。プロで(今季)4勝なんてすごいです」。同学年の活躍を励みに大学球界で力を伸ばす。