久しぶりの1軍登板となった阪神岩貞祐太投手が、味方の好プレーもあって9回を無失点で締めた。

この日合流し、最終回のマウンドへ。先頭から連打と四球で無死満塁のピンチを招いた。続く森の強い当たりを二塁手木浪がダイビングキャッチし、本塁へ素早い送球で三塁走者を封殺。捕手長坂が遊撃手の中野に転送すると、今度は生還を狙った二塁走者を中野が本塁へ好返球して長坂がアウトにした。ドタバタの併殺となったが、仲間に救われリードを守った。

岩貞は開幕から30試合に登板して2勝0敗、12ホールドだったが、不調のため今月5日に今季初めて出場選手登録を抹消。矢野監督は以前に「サダ(岩貞)が頑張ってくれんとさ、なかなかチームとして成り立っていかないかな」と話しており、投手主将の復調はポイント。後半戦は「7回の男」としてフル回転が期待される。

阪神小川(1軍でプロ初先発し5回3安打無失点)「今シーズン初めての1軍のマウンドだったので、絶対にアピールしたいと思っていましたし、自分のできることをしっかり出すことができ、0点で抑えることができたので良かったです」

阪神糸原(3回1死三塁で先制の左前適時打)「ランナーが三塁にいる場面でしっかりとランナーをかえすバッティングができて良かったです」