左第十肋骨(ろっこつ)骨折で離脱していた巨人中川皓太投手(27)が故障後初めて1カ所打撃に登板した。9日、川崎市のジャイアンツ球場の室内練習場で、3軍の松井、岡本大を相手に変化球も織り交ぜながら20球を投げ込んだ。安打性の当たりは許さず、フェアゾーンに打球が飛んだのも2球だけだった。故障後初の打者相手の登板に「思ったよりいい感覚で投げられました。もっと状態を上げて1軍の戦力になれるように頑張ります」とコメントした。

中川は今季32試合に登板し、2勝2敗1セーブ15ホールド、防御率3・52をマーク。ブルペンを支えたが、6月20日阪神戦(甲子園)の試合前練習で痛みを訴え、同22日に出場選手登録から抹消された。その影響で内定していた侍ジャパンを辞退。「せっかくメンバーに選んでいただきながら辞退することになり、悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。日本が金メダルをとることを願って精いっぱい応援します」と話していた。