中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が、球団在籍外国人選手の通算打点で歴代単独トップに立った。

巨人先発の山口から1回に先制、2回に中押しと続けて2点タイムリーを放ち、通算450打点で97年から6年間在籍したレオ・ゴメスの449打点を一気に抜いた。

来日6年目で「竜の最強助っ人」となった主砲は「毎日、一生懸命やってきた結果でうれしい。歴代ドラゴンズの素晴らしい外国人選手の中で、1位になれたことをとても光栄に思います」と素直に喜びを口にした。

チームはここ3試合27イニング連続適時打がなく、2敗1分けでこの日の巨人戦を迎えた。そして初回無死満塁のチャンスで、先発大野雄を強力援護する右前に先制打。2回2死二、三塁では中前に弾き返し、重苦しいムードを吹き払った。これぞ4番の全4打点。与田監督は「あそこでビシエドが打てなかったら危うい試合だった。野球に取り組む姿勢も含めて、彼の存在は誇りに思っています」と連敗を止めた主砲の仕事に最大級の賛辞を贈った。

真の最強助っ人として残されたテーマは、チームを優勝に導くこと。「どんな試合も勝利を目標にやっている。とにかく明日も勝つ、ですね」。新たな戦いに目を向けた。【安藤宏樹】

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