東京五輪金メダルメンバーの日本ハム近藤健介外野手(28)が、勝利に導く決勝打を放った。

西武12回戦(メットライフドーム)の1点を追う4回無死二、三塁。先発松本の144キロ内角直球を振り抜き、右翼線に落とす2点適時三塁打を放った。後半戦で初打点に「なかなか打点を挙げられずチームに迷惑をかけていたのでよかった」と振り返った。

プロで初めて4番に座ったのが17年10月5日、同球場での西武戦だった。当時は2安打1打点。この日も結果を出した。4回にタイムリーを放った後の打席で3四球と後続につなぎ、きっちりと仕事を果たした。「いい時に近づいてきているのかなと思いますけど、もっともっと打点だったり、ヒットだったりを貪欲に打っていきたい」。

これで自身は7試合連続安打を記録し、好調ぶりを示した。「まだまだの部分もありますけど、その中でチームの勝利に貢献できるようにやっていきたい」と気を引き締める。これでチームは自力優勝の可能性が復活した。「厳しい状況が続いていますけど、選手1人1人勝つために頑張りたいと思う」。最後まで諦めずに戦う。