ライアンで首位奪取だ。ヤクルト小川泰弘投手(31)が31日の巨人戦(岐阜)で1軍公式戦に復帰登板する。7月7日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、8月に入ってエキシビションマッチと2軍戦で調整。24日のイースタン・リーグ西武戦は85球で6回を1失点に抑えた。7月3日中日戦以来となる先発に「100%とは言えませんが、それに近い感覚になってきています。試合を重ねてどんどん調子を上げていきたい」と意気込む。

開幕3連敗からスタートしたシーズンも夏場にじわじわ貯金を増やし、29日の勝利で2位に浮上。0・5ゲーム差に肉薄する巨人との直接対決を制すれば、今季初めて首位に立つ。「チームもここ最近、粘り強く戦ってきていますので、自分も粘りのピッチングをして貢献したいと思います」。相手先発のメルセデスとはともに現在7勝。8勝目は譲らない。