ロッテは救援陣の踏ん張りで、今季15度目の引き分けとなった。

5回、先発の鈴木昭汰投手(22)が3連打で同点にされKO。なおも無死一塁のピンチだったが、2番手の東妻勇輔投手(25)が犠打阻止で一死を奪い、その後は併殺で切り抜けた。

東妻は前日3日の日本ハム戦(ZOZOマリン)は同じく5回途中に登板し、日本ハム中島に適時打を許したが、この日はしっかりとやり返した。

6回以降はフランク・ハーマン投手(37)国吉佑樹投手(29)佐々木千隼投手(27)益田直也投手(31)がそれぞれ1イニングを無失点でつないだ。

2試合連続で6回以降の4投手が無失点リレーしたのは好材料だ。一方で岩下、小島、鈴木と3戦連続で先発投手が5イニングを投げきれないのも事実だ。

鈴木は初回は3奪三振と球に勢いがあったものの、結局は毎回の被安打。併殺直後に暴投で失点、流れも作れなかった。試合後の井口監督も「変化球も高いですし、自分の投げる球をしっかりコントロールできていないのかなという感じですかね」と首をひねる。

首位オリックスとは1ゲーム差に縮まった。5日の試合でロッテが勝ち、オリックスが敗れれば、ロッテが勝率差で今季初めて首位に立つ。とはいえ、シーズン終盤の混パを制するためには先発陣の安定が不可欠だ。5日は新戦力のロメロが先発する。【金子真仁】