日刊スポーツ東北版で、毎週木曜に楽天情報をお届けする「週刊イーグルス」。第22回は球団公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」を特集します。10月下旬から開始予定の2022年メンバー募集を前に、今季で在籍3年目を迎えるNANAさんにお話を聞きました。【取材・構成=桑原幹久】

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華やかな笑顔で、スタジアムに彩りを添える。そんなエンジェルスの姿に、地元宮城出身のNANAさんは心を奪われた。

NANA 元々あまりチアというものを知りませんでした。でも、すごくキラキラしているものを持って踊っていて「かっこいい!」「絶対に私もここで踊りたい!」と思いましたね。

野球好きの家族と小学校低学年の時に足を運んだ楽天生命パークでチアに出会い、すぐにチアダンススクールへの入会を決めた。

NANA (スクール内で選抜クラスの)スペシャルクラスに入りたかったのですが、年に1度のオーディションに何度も落ち続けてしまいました。それでも、インストラクターの言葉づかいや立ち居振る舞いも見て、普段の学校生活から憧れの先生たちに近づけるように考えていましたね。

努力が実り、高校時代にスペシャルクラスへ所属。19年からエンジェルスの一員となった。

NANA 踊っている時にファンの方々と一緒に楽天イーグルスを応援できることが一番うれしいですし、インストラクターとして教えた子どもたちから「私もNANA先生みたいになりたい!」と言ってもらえると、また明日も頑張ろうと思えますね!

全身を使って人々へパワーを送るためには、体力、気力が必要だ。

NANA 連戦が続くと体力的にも大変ですし、自分自身の100%を出し切れないと落ち込む時もあります。それでも、チームメートや家族の協力で救われています。

東北を拠点にする唯一のプロ野球チームだからこそ、感じられることがある。

NANA 地元のチームを応援できることはうれしいですし「東北の皆さんとともに」ということを大事にしているので、地域貢献活動もできることはすごくうれしいです。

NANAさんの夢は「みんなから憧れとなるチアリーダーになること」。エンジェルスには東北各県はもちろん、他地域やチア以外のダンス経験者も在籍する。まだ見ぬ新メンバーへエールを送った。

NANA ダンススキルも大切ですが、チアリーダーになるために一番大切なことは、そのチームで活動したいという強い気持ちを持つことだと思います。少しでもエンジェルスでやってみたい! 踊ってみたい! と思っている方はダンススキルを考えずに、勇気を持って、1度オーディションに応募してほしいです。強い気持ちがあれば、絶対にすてきなチアリーダーになれると思います!

○…楽天イーグルスアカデミーでは9~12月入会の方を対象に、年会費半額キャンペーンを行っている。ベースボールスクール、チアダンススクールともに先着順で12月15日までに新規入会手続きを募集している。詳細は球団ホームページで。