背番号51といえばイチローが有名だが、日本ハムの着用者もチームの主力だった選手が多い。球団名が日拓から日本ハムに改称された初年度の74年に背負っていたのが大杉勝男だ。東映時代の65~72年まで着用し、74年に再着用。本塁打王、打点王を各2回、さらに5度のベストナインに輝くなど、往年の名プレーヤーだ。

北海道に本拠地を移転した当時に着けていたのは、現在1軍打撃コーチを務める小田智之(98~06年)だ。巧みなバットコントロールはチーム内でも一目置かれ、4月3日西武戦の8回に代打でプロ初本塁打をマーク。この1発は同時に移転後のチーム本拠地初本塁打となった。

07年歌藤達夫、村田和哉(08~14年)と受け継がれ、15年からは石川直也が着用。19年に自己最多の60試合に登板したが、昨年8月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術を受けた。復帰を目指して現在リハビリ中だ。