今季限りで退任する日本ハム栗山英樹監督(60)が試合前に取材に応じた。次期監督について「一緒にやってきた選手たちを勝たせてあげられなかったんで、彼らに勝たせてあげてほしいなって思うだけだよ。それ(次期監督)は球団が決めることだからオレは分かんないけど、そういう思いでやってくれる人が、次は絶対勝たせてあげてくださいって。こっちが、勝たせてあげられなくてスイマセンっていうことしかないから。誰だかオレには全然分かんないけど、それしかない」と話した。

この日は19年ドラフト1位の河野竜生投手(23)を先発に送り込む。今季は先発で10試合、中継ぎで28試合に登板し、リリーフとしても適性を見せたサウスポーについて「本当に勝つチームになるために、どういうピースが必要なのか、それを担ってもらわなきゃいけないので」と、さまざまな経験をさせた意図を説明。「来年優勝するための形をつくらなきゃいけなかったっていうことなので。いろんな形があるものを見せる責任もあったから」と話した。