オリックスが27日、96年以来、25年ぶりのリーグ優勝を決めた。中嶋聡監督(52)に続いて、主力メンバーも京セラドーム大阪内で優勝会見に臨んだ。

低迷期からチームを支え、今季17本塁打のT-岡田外野手(33)は「33年生きてきたなかでうれしさは一番。最高です」と振り返った。

目を真っ赤にさせたのは杉本裕太郎外野手(30)だ。今季は持ち前の長打力が開花し、自己最多の32本塁打。「みんなで喜びあっている瞬間、最高でした。勝ちたいという思いがみんな強かった。監督は、ひとことで言えば恩師」と話した。

選手会長の吉田正尚外野手(28)は「毎年ですが、勝負の年と思ってプレーしていた。うれしいですね。全員が悔しい思いをして、やってやるんだという、その思いが結果になった」と話し「自分としてはタフな1年。チームが大事なときに離脱してしまった」と続けた。今季は打率3割3分9厘、21本塁打でチームの支柱だ。右尺骨骨折で戦線離脱中だが「いろいろな感情がありましたがチームが勝つというのがいいリハビリになりました。毎日やれることせいいっぱいやって11月10日になんとか戻れればと思ってやっています」と前を向いた。