西武に新たに就任した平石洋介打撃コーチ(41)が9日、就任会見を行った。

ソフトバンクから、縁もゆかりもなかった西武入りを決断した最大の要因に、PL学園の大先輩の存在を挙げた。入閣を決断する前には、松坂大輔氏(41)にも相談。本人は退団するが、松坂世代で最下位に沈んだチームを盛り立てていくことを誓った。そして、この日気になった選手として、育成1年目の長谷川信哉内野手(19)の名前を挙げた。

-PL学園の松井ヘッド

正直、ライオンズにお世話になろうと決めた最大の要因も稼頭央さんの存在もあったので。カズさんの存在が僕にとって大きくて、PLの大先輩なんですけども、アメリカから日本に戻ってこられて、楽天でともに選手と、その後こっちが指導者になって、選手としばらく付き合わせてもらった。先輩後輩で後輩の僕が言うのもあれなんですけど、何でも言い合えると思っていますし、それぐらいあの方は器がでかいので、こっちも腹割って付き合える間柄だと思っています。

-松坂世代

大輔とも決断する前に電話で話はさせてもらったんですけど。僕らの代が交流があるのも大輔の存在の大きさが一番の影響かなと思います。大輔は退団しますけど、おそらく何らかの形でライオンズに携わってくれるんじゃないかと僕は勝手に思っているんですけど、(80年生まれは)僕と長田(秀一郎)と他にも(赤田)将吾と上本といますけど、4人だけじゃなくて何とかスタッフの力を合わせて選手のためにしっかりやっていきたいと思います。

-ソフトバンクでの発見

新しい発見がないわけではないんですが、楽天もホークスもそうなんですけど、選手もいろいろ考えていますから、とにかくどの選手に関してもプロの世界平等はないので。平等って言いたいんですけど、平等はないと思っています。ただ、どの選手もチャンスあると思っていますので、いつまでプロで、プロ野球人生は短かったら数年で終わるかもしれないですし、長くてもそんなに長い間やれるわけでもない。今日けがして野球人生が終わるかもしれないので、とにかく野球人生を全うしてもらいたいと選手と付き合っていました。どこまで力になれたか分からないですけど、これからライオンズに入ってもそこは変わりません。僕が思うに、人間ってどうしても過去にとらわれてしまったりとか、失敗が頭に残ったり、そのあとそれでなかなか思うようにいかない。これは野球選手だけじゃなくてもですね、おそらく人間みんな、そういう生き物だと思っています。不安の方が先に来ると思っているんですけど、何とか勇気を持ってやってもらえるように後押ししたいので、その気持ちは今までと変わりません。

-おっという選手がいた

あの、ちょっと名前がですね。すいません。ええ、僕あまり個人名を挙げたことないんですよ。みんなに頑張ってもらいたいので。122番のですね。長谷川君。ものすごく、数人しかバッティング見れてないので、彼はものすごく気になりました。