西武に新しく就任した中田祥多ファームバッテリーコーチが、会見に臨んだ。31歳という若さで、現役引退から2年で抜てきされ「皆様びっくりしていると思いますが僕が一番びっくりしています」。07年高校生ドラフト6位で西武入団し19年限りで引退。翌年からブルペン捕手兼ファーム用具担当に就いていた。

現役時代は度重なるけがに悩まされ、出場は12試合にとどまった。それでも勉強熱心で野球に真摯(しんし)に取り組む姿勢と、誠実な人柄からチームの信頼は厚く、コーチ職を託されることになった。今秋ドラフトでは3位で中大・古賀悠斗捕手(22)を獲得。「スカウト陣からしっかり宝物を授かったので、いろんなキャッチャーとしての心構えであったりとか、技術面だけじゃないところも一緒になってやっていけたらなと思います」と寄り添っていく。