2年目のソフトバンク柳町達外野手(24)が20日、宮崎秋季キャンプのシート打撃で豪快なアーチを放った。

左腕田浦の直球を「いい感触で打てました」と、鋭いライナー性の当たりで右中間フェンスを越した。外野のレギュラーについて藤本監督はすでに栗原、柳田の確定を明言しており、残る1枠を懸けた争いで猛アピールだ。

今季は2軍生活が長かったが、8月には打率3割9分6厘で月間MVPを受賞。1軍最終戦だった10月25日ロッテ戦でプロ1号を放つなど上昇気流に乗る若鷹だ。「来年はチャンスだと思う。そのチャンスを取り逃さないよう、1日1日やるべきことをやっていかないと」。指揮官も「目の色を変えてやってくれている。僕が今年2軍で見てきて、気持ちが変わってきた」とうなずいた。

前日19日のシート打撃に比べて、ナインの積極的な声出しが目立った。「元気が一番良かった。今日は60点。昨日は10点」と、指揮官評は1日で50点アップ。次回のシート打撃は24日の予定で「ほとんどの選手はチャンスがあると思っていい。しっかりアピールして」と競争激化を歓迎した。【只松憲】

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