西武の大型遊撃手候補のドラフト6位中山誠吾内野手(22)が、一番乗りで入寮した。

5日、埼玉・所沢の若獅子寮に新人選手では最初に入り「プロ野球の世界にやっと一歩踏み出せた」。身長190センチの体格に、昨年12月の入団会見時は体重103キロだったが105キロに増量。「打って守れる選手を目指しているので、打撃はもちろん守備もしっかり守れるようになりたい」と決意した。

オフ期間中は地元・栃木の中学校のグラウンドで練習し、打撃もノックもこなしてきた。初詣は佐野厄よけ大師を参拝し、心身ともに準備。スーツケースには、大学時代のグラブを入れて入寮した。「負けてもいいから思いっきりやれという気持ちを込めて書きました」と、グラブには「男なら勝つも負けるも豪快に」と刺しゅうが施されている。「これから先厳しいこともあると思うんですけど、乗り越えていこうっていう気持ちで持ってきました」と、その大きな体格で豪快にプロの荒波を乗り越えていくつもりだ。