中日石川昂弥内野手(20)が、20歳の節目に本塁打20発を宣言した。9日、地元愛知・半田市の成人式に参加。

主砲候補生として19年ドラフト1位で入団したが、過去2年間は故障などに泣かされ0本塁打。来季の本塁打数を聞かれると「20くらい」と目標を明かした。

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秋季キャンプで首脳陣から受けた指導を染みこませるために、愛知県内での自主トレでバットを振り続ける。高卒3年目で8本塁打を放ち、通算404本塁打を積み重ねた中村紀洋打撃コーチも素質に太鼓判。同コーチから「俺の(3年目の)2、3倍は打て」の挑戦に応えた発言だった。昨季は2軍戦での左手尺骨骨折などで1軍出場ゼロ。指導を受けて得た飛躍への手応えが、数字目標を口にさせた。

入団2年間はキャンプ2軍スタートも発奮材料。「ずっと1軍に居続けられるようにやりたい。開幕1軍が目標。いるだけではダメ。試合に出て結果を残したい」。竜の主砲候補生は3年目の覚醒を誓った。