広島ドラフト6位末包昇大(すえかね・しょうた)外野手(25=大阪ガス)はおよそ半月ぶりのマシン打撃に、満足のいった様子ではなかった。15日の大野練習場での合同自主トレで、直球とカーブのマシンを合わせて48スイング。安打生の当たりは15本だった。「バッティング自体も去年の12月末ぶりだったので、前やっていた自分の形と今日の(バットの)出方がちょっと違った。ちょっと修正しても、なんかまだ全然ダメだなという感じだった」と何度も首をかしげながらバットを振った。

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だが身長188センチ、体重110キロの巨漢に焦りの表情はない。「1日1日やっていくだけ。ここで打てたからどうだという話でもない」ときっぱり。社会人時代も1月後半から打撃を重ね、2月中に完成させるといった調整方法だったため、冬の過ごし方は心得ている。「キャンプインが最終目標ではない。(シーズン)開幕で一番いい状態に持っていければ」。シーズンインを100%の状態で迎えるべく、1つ1つ段階を踏んでいく。【前山慎治】