スタメンを巡る戦いは2月1日から始まる。西武辻発彦監督(63)は初日からの激烈なアピールを求めた。

1月31日、キャンプ地となる宮崎・南郷入り。「レギュラーを約束されている選手は数名。ほとんどが競争」と強調した。魅力ある選手は積極的に起用し、チームを活性化させたい方針。初日から選手の気概に目を光らせる。「競争意識を強く持ってもらいたい。明日の練習からガンガン、そういう内容を見せてこないと。アピールは明日から始まる」と力を込めた。

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野球だけに集中できればいいが、コロナの影への意識も必要な難しい春になる。感染が判明すれば、アピールのチャンスも減ってしまう。宿舎での食事は個々に仕切られ、会話は控えめとし、同じ方向を向いて食べる。不要不急の外出も禁止。「対策を練って感染しないように」と指揮官。25日に陽性が確認され、所沢に残って調整をする山川は、早ければ第2クールには合流できる見込みという。