ソフトバンク高橋純平投手(24)が、同郷の星に刺激を受けた。6日、宮崎春季キャンプで初のシート打撃登板を翌日に控え「積極的に攻めて、挑めたらいいなと思います」と中継ぎでの開幕1軍入りへ猛アピールを誓った。

出身地である岐阜は、国内有数の“スキー大国”だ。高橋純自身は「ぼくは岐阜のシティーボーイだったので…」と、あまりスキー経験がない。だが、5日に男子モーグルで、北京五輪の日本勢メダル1号となる銅メダルを獲得した堀島行真は同じ岐阜県出身。しかも、同じ97年生まれと知り「すごいですね。岐阜は雪国なので。ぼくは寒くなるとダメな人間なので…。頑張りたいと思います」。ここ数日、強風などで肌寒さを感じる宮崎の空を見ながら気合を入れた。

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今回のシート打撃はサインや作戦なしの真剣勝負。いわゆる“フリースタイル”で実施される。フリースタイルスキーのモーグルは「タイム」「エア」「ターン」の3部門で採点される種目だ。「タイム」はまさに目に見える結果。「しっかり抑えに行く気持ちで。ちゃんと抑えればアピールになると思う」と結果で示す。「エア」は技を競う。「スライダーには自信を持って投げている。あとはカーブ、フォークなりが使えれば」と、磨いている変化球で魅了する。「ターン」は確実性が重要。「今は制球に悩んでますけど、怖がらず。打たれてもしょうがないくらいの気持ちで」という、課題の制球面をクリアできれば、開幕1軍はグッと近づく。【山本大地】