阪神の1軍沖縄・宜野座キャンプは7日、第2クール3日目が行われた。

ワンデーキャプテンは村上頌樹投手(23)と高寺望夢内野手(19)が務めた。村上は目印になる黄緑色のTシャツに「現状維持は衰退」、背面にはあるコーチの教えを書き込んだ。

「日本一になった選手でも、そのままずっと同じことをしていれば、すぐ日本一から落とされます。今日、1つ何でもいいので挑戦してください。そして皆さんに食べることにも気を配ってほしいと思います。今はプロテイン、サプリメントなどで補うことができますが、やっぱり食べることが一番だと思います。昨日、ある方からこんな言葉をいただきました。『食事も仕事!』。by福原忍!」。

コーチの名前を出す鉄板トークで笑いを誘った。体が一回り大きくなった姿に、矢野監督からはすかさず「おい『仕事』しすぎやろ!」の声も飛んだ。

1軍最年少の高寺は朝のあいさつで、いじられ役が定着。今回は初めて主役として登場した。Tシャツには「挑戦」と書いてきた。しょっぱなから「緊張やばい…」とせりふをかんで、自主的にテーク2。

「僕は今年…挑戦することを大事にして1年間やっていきたいと思います。たくさん挑戦すれば失敗もあると思うので…その失敗を…どう生かすかということを考えて…考えて、野球の面においても日常生活においてもいろいろなことに挑戦していきたいと思って…います。…………今日も1日頑張りましょう」。たどたどしい口調と、オチが出そうで出ない展開で、先輩たちを爆笑させていた。