広島大瀬良大地投手(30)が4年連続4度目の開幕投手を務めることが決まった。春季キャンプ最終日の28日、佐々岡真司監督(54)が明かした。大瀬良はこれで4年連続の開幕投手。球団では長谷川良平、北別府学、黒田博樹以来となる。

過去3年とは異なり、今年は開幕投手を事前に決めないでキャンプインした。指揮官は「競争」とし、20年新人王の森下暢仁投手(24)、21年最多勝の九里亜蓮投手(30)らと競わせた。

大瀬良は上下動こそあったが、堅実にキャンプで仕上げてきた。20日のシート打撃では打者2巡の登板予定が「体の張りを感じて」1巡で切り上げた。心配されたが、26日のオープン戦巨人戦(那覇)に予定通り先発登板。3回を2安打無失点に封じた。1、2回は「状態を見て」。3回から「実戦モード」にギアチェンジすると、3者連続三振を奪った。登板後には「体の張りでお騒がせしたが問題なく消化できた。(開幕戦を)投げるつもりで調整したい」と意気込んでいた。

大瀬良は過去3度の開幕戦で24回1/3を投げ2勝0敗、防御率1・11と抜群の成績を残している。開幕戦は3月25日DeNA戦(横浜)。

 

◆過去10年の開幕投手と試合結果

21年 大瀬良(6●7中日)

20年 大瀬良(5○1DeNA)

19年 大瀬良(5○0巨人)

18年 野村(6○3中日)

17年 ジョンソン(6●10阪神)

16年 ジョンソン(1●2DeNA)

15年 前田(2●4ヤクルト)

14年 前田(3○2中日)

13年 バリントン(3●4巨人)

12年 前田(2●4中日)