巨人立岡宗一郎外野手(31)が、14年目にして初のサヨナラ打となる1号ソロを放った。8回に代走で出場し、2-2の延長10回1死も打席へ。ヤクルト梅野の初球、146キロ直球を右翼席にたたき込んだ。

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前打者の坂本が初球を攻めるも二ゴロ。立岡は「勇人さんが1球でアウトになっちゃって(初球を)打ちに行こうか悩んだが、思い切った」と振り返った。

ダイヤモンドを回り、ベンチから飛び出したナインに手荒い祝福を受けると感無量の表情。お立ち台では「最高です! 」と叫んだ。次打者には4番岡本和が控えていたため「(自分で決めて)皆さんが一番びっくりしたと思います」と場内の笑いを誘った。

本塁打は20年9月16日の阪神戦以来となる通算4本目。14年目の苦労人は「毎日、競争が激しい中でどうやって自分の価値を出すかを一生懸命、毎年考えていている。正直苦しいことばかりで、いつかこういうときが来ると思ってやってきた」とかみしめるように語った。

昨年結婚した妻にメッセージを求められると「これからもよろしくお願いします」と実直に述べた。

チームもリーグ一番乗りの10勝で首位をキープ。立岡は「僕自身もこれから乗っていけるように、レギュラーを取るんだという気持ちで頑張ります」と語った。