巨人の救援陣が、無失点で2連勝へのバトンをつないだ。先発メルセデスが6回無死二、三塁で降板すると、まずは畠世周投手が登場。1死後にDeNA嶺井に右前適時打を許したが、1点リードで7回から今村信貴投手へ。今村は安定感抜群の投球で3者凡退で切り上げると、8回からは鍬原拓也投手。2死から安打を許したが、本塁は踏ませなかった。

【関連記事】巨人ニュース一覧>>

1点リードで迎えた9回は、新守護神が那覇の夜空に響く指笛を背に登場した。ドラフト1位の大勢が150キロ超の速球を軸に3人で試合を締め、78年の角三男を抜き球団の新人最多記録を更新する8セーブ目をマークした。

6回途中3失点で3勝目を挙げたメルセデス投手を含めた5投手のコメントは、以下の通り。

◆先発=メルセデス(6回途中3失点で降板も3勝目)「良い結果を求めて投げたけれど思うようにいかなくて残念。でも自分のやれることはできたと思う」

◆2番手=畠(6回無死二、三塁でメルセデスの後を受け1回無失点で救援陣につなぐ)「大勢の勢いがすごいんで。ルーキーが頑張ってるのに自分らが『はい、どうぞ』って任せているようではダメ。何とかついていけるように。すごいんでね、ホントに。すごいでしょ?」

◆3番手=今村(7回に3番手で登板し3者凡退に抑えて7試合で6ホールド目)「勝ちで次の投手に交代できることだけを考えて、深く考えずにシンプルに、そういう思いでやっています」

◆4番手=鍬原(8回に4番手で登板し、8試合連続無失点で7試合連続ホールド)「正直、僕が一番ビックリしています。いずれ取られると思うんですけど、しっかり続けられるところは続けていきたい。これからも期待に応えたいと思います」

◆5番手=大勢(11球締めで8セーブ目)「セーブシチュエーションをこんなにたくさんつくっていただいた野手の方たちだったり、僕の所までつないでくださった先輩方のおかげだと思っています。ありがとうございます。まだシーズン始まったばっかりなんですけど、自分の任された仕事はしっかり果たすということと、その積み重ねが記録にこうやってつながっていったらいいかなというのと、自分の投球で野球場に足を運んでくださった人たちを魅了できるような、そんな1年間にしていきたいと思います。お願いします」